新車装着タイヤの寿命は1~2年!?

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先日、車を買って2年、約1.5万キロのお車のタイヤにヒビが入っていた(溝は残40%)ので買い替えのご提案をしたとき、「なんで2年で交換しなきゃいけないの!?」と・・・・

いや、わかります。

タイヤはもう少し持って欲しいですよね。

そこで、本日は「新車装着タイヤ」のお話です。

※この内容には、一部例外な車種やタイヤメ-カ-があることを考慮してお読みください。
車種で言えば、トラックや最高級スポ-ツ車などは例外になります。

 

目次

  • 1、低コストで、性能を100%発揮するタイヤ
  • 2、市場価格より20%高額
  • 3、1年経ったら捨てる覚悟
  • まとめ

 

1、低コストで、性能を100%発揮させるタイヤ

新車装着タイヤは、「燃費・静音」に対しては高性能で、「排水・耐久性」に対してそこまで性能が高くないタイヤが多いということをお伝えしておきます。

つまり、低コストで、新車で買ってすぐにその車の性能を発揮することに重点を置いたタイヤであるということです。

タイヤメーカーは新車装着タイヤに採用されると、例えば1万台製造するためには4万本のタイヤが売れるわけで、たくさんの売り上げが期待できます。自動車メーカー向けに作るタイヤは、その1本1本の価格を下げるために、ゴムの配合や設計に工夫をします。特にいまはハイブリッド、エコカーの燃費性能と静かさを100%発揮できることに重点を置いた設計になります。

なので最初からあまり排水・耐久性にはあまり期待しないで下さいってことになってしまいますが、実際のお客様の声や、スタッフが体験して、そのようなタイヤが多いのは事実です。

 

2、市場価格より20%高額

希に、お客様でタイヤを新しくしたいので新車に搭載していたタイヤを買いたいという方がいらっしゃいます。

また、中古タイヤ販売店などでも普通に6年前に製造された、新車装着用タイヤは普通に販売されていたりもします。

これだけははっきり言います。

「新車装着用タイヤはお金を出して買うものではない。」ということです。

1、でも話したように、車の性能をできるだけ発揮することに重点を置いたタイヤとして作られ、特に耐久性能があまり高くないタイヤなのに、わざわざ、お金を出して買うものではないってことです。

ましてやそのタイヤが6年も経っているものを、安いとはいえお金を出して買うなんて。タイヤメーカーにお勤めの方は間違いなく買いません。

そして、その新車装着用タイヤを新品で買うと市場のタイヤの20%以上も高い物もあるという事実。

流通が新車のみなので、高いんですね。

 

3、1~2年経ったら捨てる覚悟

これまでのお話で、新車装着タイヤの性能は知っていただけたと思います。

市販のタイヤは、排水性も耐久性も新車用タイヤに比べてものすごく良いものばかりです。(国産に限らせて頂きますが。)

ですから、新車を買って1、2年ぐらい経ったら、そろそろ次のタイヤどうしようかな~って考え始めてください。

予算などもありますので、1年で替えて下さいとは言いませんがそ、そんな感じのタイヤなんだと思って運転も気をつける意識が大事だと思います。

今では新車装着タイヤが「アジアンタイヤ」であったりもするので更に性能が落ちる場合があるので気をつけて下さい。

その場合、大手自動車メーカーの販売子会社ではない、販売店の場合が多いようです。

 

まとめ

今回は、まとめるほどもないシンプルな内容でしたが・・・

新車装着タイヤは、2年以上は信用しないほうが良いのかも知れません。もちろん点検は怠らないようにお願いします。

但し、1~2年経って新しいタイヤを購入する際、気を付けたいのがハイブリッド車のタイヤです。

ハイブリッド車の新車装着タイヤは静音設計になっていますので、下手に安いタイヤに買い替えた場合ロードノイズが大きくなり、エンジン音の小さいハイブリッド車はウルサく感じてしまうことになります。

購入される場合はしっかりと性能について相談できるお店での購入をおすすめ致します。

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藤田芳伸

代表取締役社長藤田燃料株式会社
藤田燃料ブログチームの編集長。 パソコンが1台しかない会社からfacebook、LINE~このブログを立ち上げるまでにワンマンにスタッフを引っ張ってきた犯人です。こう見えても社内で一番タイヤに詳しく、当社最初のコーティング1級技術者です。

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