タイヤWAXの選び方&塗るときの一手間

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車も足元がピカピカだと全体が引き締まって、車に品がでますよね。

こういうところは、人間のファッションと同じです。

しかし。ホイールがピカピカなのに、タイヤはパサパサでは絞まらない!そんなとき使うのが「タイヤWAX」です。

タイヤWAXを使うことで、タイヤが黒くなり、軽くツヤがでて新品のように見えます。

今回はそのタイヤのツヤ出し「タイヤWAX」のお話です。

種類も豊富だし、塗布の仕方も様々。そこで、少しでも参考になればと書きました。

 

目次

  • 1、タイヤWAXの種類
  • 2、タイヤWAXの選び方
  • 3、タイヤWAX塗る前と塗ったあと
  • まとめ

 

1、タイヤWAXの種類

タイヤWAXには、「油性」と「水性」があります。

たぶん普段使っている方はこのぐらいは分かっているかと思います。

「油性のタイヤWAX」

(長所)
油性タイヤワックスは、シリコンと溶剤が両方とも“親油性”であり、親油性であるタイヤに密着し易く、塗りやすい。
油性のタイヤワックスは、タイヤに塗られたあと、石油系溶剤が揮発して、シリコンをタイヤの上に固定する。
密着性が良いので、シリコンの濃度が低くても、良い性能を出し易いのでどの油性タイヤワックスも比較的安価である。
(短所)
しかし、石油系溶剤はゴムに少なからず浸透するものであり度重なる使用によって
タイヤの組織を破壊する性格を多かれ少なかれ持っている。そして、タイヤのひび割れとか膨潤(溶剤が浸透してタイヤの組織が膨れることによってゴム質の強度劣化、タイヤ内部の材質のはがれ、空気漏れなどの恐れがあり各タイヤメーカーでは、きまって油性タイヤワックスは使わないようだ。

難しいので、簡単に言うと・・・

「安くて、持ちも良くツヤもでる。でもタイヤを劣化させてしまう。」ということ。

「水性のタイヤWAX」

(長所)
シリコン自体はタイヤのゴムに対して、破壊的な要素を持っていないし、もちろん“水”も、タイヤに対して無害である。
だから、水性のタイヤワックスを繰り返し使用しても、タイヤに対する破壊性は無くきわめて安全性の高いタイヤワックスと言える。
タイヤメーカーでは、この水性ワックスを必ずと言ってよいほど指定としている。

(短所)
もともと溶け合わない水と油を、“分散”という特殊な技術で希釈してあるものなので、安定性に欠ける。
不安定な“分散状態”のものでは、静止させておくと、簡単に分離してしまう。

簡単に言うと・・・

「タイヤに影響を与えないので安心だけど、耐久性がよくない。」

 

もっと知りたい方は・・・・

この記事の引用先

実録・タイヤワックスの話 (谷好通コラム・キーパー技研株式会社)

“タイヤKeePre”が出来た (谷好通コラム・キーパー技研株式会社)

ちなみに、ガソリンスタンドなどに洗車をお願いして、タイヤWAXでテカテカにタイヤが仕上がってくるお店は、「油性」を使っているか、余分なタイヤWAXを拭き取ってないってことになります。

 

2、タイヤWAXの選び方

1の結果から、耐久性を考えるなら油性、安全を考えるなら水性ってことになりますね。

でも、油性は本当に良くツヤが出るものが多く、出すぎてテカテカになり過ぎて違和感が出てしまいます。

その点、水性は自然な仕上がりになります。

安全と、仕上がりからやはり「水性のタイヤWAX」をオススメしますが、なかなかはっきりと水性だってわかりにくいものが多いのも確かです。

店員さんに水性か、油性かを確認して、耐久性に関しては何度か使って見るしかないと思います。

私がこの職業についてなければ、安価な水性を買って頻繁に塗るという方法を取ると思います。

それと、タイヤ自体が古ければ、耐久性も必ず悪くなります。

 

3、タイヤWAX塗る前と塗ったあと

さあ、買ってきた!塗ってみよう!

の前に、必ずタイヤを洗って下さい。汚れたままのタイヤにタイヤWAXを塗り続けていくとタイヤがどんどん変色してしまいます。

汚れ(泥、ブレーキダスト)とタイヤWAXのミルフィーユ状態になってしまうんです。

ボディ用のシャンプーで構いませんので、それを使ってブラシでしっかり洗って軽く水分を取った状態がベストです。

そのあとは、製品の塗布の仕方があると思います。塗りこむもの、スプレーするもの。などなど。

大事なのはその塗ったあと!

「古いタオルで、余分なWAXを拭き取る。」を忘れずに行ってください。

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余分なタイヤWAXは車が普通に走ればボディに飛び散ります。そして汚れを付着させ、取れにくいシミになってしまうからです。

ガソリンスタンドなどに洗車をお願いするとき、この余分なタイヤWAXを拭き取るお店は、全体的に「洗車」が、ちゃんとしてますよ。

そうでないお店は・・・・・残念ですね。

 

まとめ

車のボディケアは大変です。

ですが、やればやっただけ車の仕上がりは答えてくれますし、ちょっとした工夫一つで作業が本当に楽になります。

なんとなくで洗車してたり、インターネットの手の込んだ作業をまねして苦労したり・・・そんな方に少しでも参考になる記事をこれからも書いていきたいと思いますので宜しくお願いします。

 

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本柳剛史

現在、関辺SSの洗車・コーティングの責任者。(コーティング技術1級) 日頃からお客様のなかにファンも多く、特に子供からの人気が尋常ではない。(精神年齢的?)おのずと関辺SSの販売実績では常に先頭を立って後輩を引っ張っていく存在。ブログでも活躍してくれるだろう!という社内の期待は大きい。

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