お客様から、クリスタルキーパー(1年間ノーメンテナンスのガラスコーティング)がいいのか、ダイヤモンドキーパー(3年間ノーメンテナンス、もしくは、年1回のメンテナンスで5年耐久)がいいのか、よく質問を受けます。
確かに、施工する前には知っておいて頂きたい違いですね。
なので、今回はその違いについてまとめてみました。
目次
- 1、下地処理の違い
- 2、被膜の違い
- 3、お手入れの違い
- 4、コストの違い
- 5、施工時間
- まとめ
1、下地処理の違い
ダイヤモンドキーパー(経年車の場合)は下地処理の段階で、「軽研磨」を行い細かいキズをなくしていきます。
※新車の場合は、キズがほぼ無いので行いません。
クリスタルキーパーは、研磨を行わずツヤを出すコーティングです。
それでも、クリスタルキーパーを行う前のボディに細かいキズが多いような場合は、別途オプションで「軽研磨」や、「鏡面研磨」をご用意しております。
2、被膜の違い
クリスタルキーパーも、ダイヤモンドキーパーも2層構造の「ガラスコーティング」です。
両方ともガラス被膜で塗装をしっかり守り、レジン層でツヤを高めて、シミを防ぐハイブリッドコーティングです。
ですが、そのガラス被膜の形成の仕方が大きく異なります。
クリスタルキーパーは、ガラスケミカルを「水」で強制的に反応させます。
ボディを水で濡らした状態でスピーディーにガラスケミカルを塗り広げ、塗装の凸凹を瞬時に埋めながら、ガラス質皮膜を形成します。
対して、ダイヤモンドキーパーは、研磨され平滑化され乾燥状態の塗装面に、ガラスケミカルを厚く塗って、ホコリのかからない所で、ゆっくり数時間かけて硬化させ被膜を形成します。
それによってできた被膜は、密度が高く強固なものになり、長くしっかりボディを守ってくれます。
このガラス被膜の違いが耐久性の違いとして、1年と3年になっています。
3、お手入れの違い
基本的な普段のお手入れの仕方は変わりません。水かシャンプーで洗って頂くだけです。
ですが、クリスタルキーパーは1年ごとに再施工を繰り返して頂くことが理想です。
繰り返すことで、常にキレイな状態が保たれ、被膜が少しではありますが厚くなっていきます。
その再施工は、3,000円引きで行うことができます。
ダイヤモンドキーパーは3年間ノーメンテナンスか、年1回のメンテナンス(有料)で5年の耐久性を保つ、というようにお客様が自由に選択できるようになっています。
ちなみに、そのメンテナンスにはAとBがあり、その時のボディの状態によって選ぶことができます。
4、コストの違い
ダイヤモンドキーパーとクリスタルキーパーの初期コストは2倍以上の差があります。
例えば、Mサイズのクリスタルキーパーは、20,400円に対し、ダイヤモンドキーパーは、56,500円になります。
ですが、ダイヤモンドキーパーが3年以上の耐久性と考えると、コストの計算は少し違ってきますよね。
それを比べた表がこれになります。
ちょっとわかりにくいですが、大事なのは一番下です。
3年経ってみて、1年あたりのコストでいうと、ダイヤモンドキーパーを毎年メンテナンスするという選択肢が一番低コストになるのです。
3年ノーメンテナンスのダイヤモンドキーパーと、クリスタルキーパーは、ほぼ一緒のコストです。
5、施工時間
これまでの通り、ダイヤモンドキーパーは「軽研磨」があり、ゆっくりと被膜形成をすることから、施工時間は約6~12時間かかります。
朝からお車を預かり、夜のお引渡し。か、1泊お預かりになります。
クリスタルキーパーは、下地の状態や、オプションにもよりますが、約2~3時間になります。
いずれも当社では代車をお貸出ししております。
まとめ
で、結局どちらがいいのかってことですが・・・・
しっかりとお車を守りたい方や、経年車でもう少し乗りたいが少し細かいキズが目立つという方はダイヤモンドキーパーがおススメです。
お手入れが苦手で、でもキレイに乗りたいって方や、手軽にコーティングしたい方はクリスタルキーパーの方がいいのかなと思います。
あとは、現在のボディの状態次第のところもありますので、キーパーのお店でご相談してみてはいかがでしょうか。
当社でも11名の1級コーティング技術者がしっかりとアドバイスさせて頂きますよ♪
藤田芳伸
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