タイヤを購入した際に「窒素ガス」を勧められた経験はありませんか?
そもそも、普通の空気と窒素を入れた時のタイヤの状態の違いとは、いったいどのような違いがあるのか・・・。
そんな疑問をブログでまとめてみました。
目次
- 1、空気よりも抜けにくい。
- 2、燃費を保てる。
- 3、空気圧が安定する。
- まとめ
1、窒素ガスは、空気よりも抜けにくい。
タイヤはゴムでできていますが、実はゴムを通り抜けて空気は少しずつ抜けてしまっています。
何かのイベントなどで風船をもらった事はありませんか?
私が小さい頃は、風船を配っている人がいると率先してもらいに行ったものです(笑)
でも次の日には「空気が抜けてしょぼんでしまっている・・・。」という悲劇に直面してしまいます。
そう、風船のゴムをヘリウムガスが抜けていってしまうからです。タイヤの空気が減るのも同じ仕組みです。
ですが、窒素ガスは普通の空気に比べて分子の大きさが大きいので、ゴムを通りずらく約3倍近く抜けずらいようです。
「あまり空気圧の点検をすることがない」という方には空気よりも抜けずらい窒素ガスを補充するのがオススメかもしれませんね。
2、窒素ガスだと燃費を保てる。
窒素ガスを入れると燃費が良くなる。・・・と言われているようです。
理由としては、正常な空気圧が保てるから。だとか・・・空気よりも軽いから。という理由のようですが、軽さなんかはホイールバランスの調整などでおもりを付けて調整をする事などから、あまり効果は期待できないようです。
理論的に期待できるのが、空気圧が低くなると走行時の燃費が悪くなることなどから抜けずらい窒素ガスの方が燃費の面で良い状態を長く保てる。ということだと思います。
しかし、窒素ガスも全く漏れないわけではないので、定期的な補充を行わないと、全く意味のないことになってしまいます。
3、窒素ガスをいれると空気圧が安定する。
タイヤは走行していると地面との摩擦によって熱が発生します。
そうすると必然的にタイヤ内の空気も熱くなってしまいます。
その条件の中で、窒素ガスが一番効果を発揮すると言って良い違いがあります。それは空気中に含まれる水分の膨張による空気圧の変化だと言えるでしょう。
普通の空気の中には、季節の湿度によって違いはありますが多くの水分が含まれています。
それに対して窒素ガスは水分があまり含まれていないので、走行時の温度変化による水分の膨張率が少なく走行時の空気圧が安定する!と言っていいでしょう。
まとめ
やはりタイヤには普通の空気に比べると、窒素ガスを入れた方がいくつかのメリットがあるようです。
しかし、それは、
規定の空気圧量で走行している車
だけの限定的な話になるでしょう。
窒素ガスが入っているから・・・と、空気圧の点検をあまりしないで空気圧不足で走行してしまっている方にとっては逆に窒素ガスを過信したデメリットにもなりかねませんよね。
窒素ガスの補充
1本あたり500円・・・4本で2,000円。
抜けにくいからとお金を出して「窒素ガス」か、抜ける前提で毎月の空気圧点検を行う、無料の「空気」か。
そんなブログでした。
※当社では「窒素ガス」の取り扱いはありません。
本柳剛史
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