日ごろ当たり前のようにつかっている車ですが、車にはエンジンの熱を冷やすラジエターという装置が必ずついています。
今回はそのラジエターの中身についてのお話です。
- 1、ラジエターとはいったいなに?
- 2、ラジエターの中には何が入っているのか?
- 3、クーラント液の代わりに水を入れるとどうなる?
- まとめ
1、ラジエターとはいったいどんな役割をしているのか?
ざっくり説明しますと、エンジンの熱を冷ます役割をする冷却装置です。
エンジンを冷やす方法としては、走行している時の外気の風をエンジンに直接あてることで冷やす空冷式と、エンジンを冷やすための冷却水を循環させて冷やす水冷式があります。
バイクなどは、空冷式が多く使われているようですが、乗用車は今はほぼ水冷式になっており、エンジンを冷やす冷却水の熱を冷やす装置をざっくりとラジエターとよびます。
2、ラジエターの中にはいったい何が入っているのか?
ラジエター内には、ただの水ではなくクーラント液(ロング・ライフ・クーラント:LLC)が通常は入っています。
クーラント液の性質の特徴としては、
①凍らない(不凍性)
②錆びを防ぐ(防錆性)
の効果がある冷却水になります。
その他に色が赤や緑色をしているのも特徴のひとつです。まれに青もあるようですが車のメーカーによって色が違うだけで、成分的に違いはないようですね。
補充が必要な際には違う色を混ぜても問題はないようですが、なるべくなら同じ色のものを入れるようにしましょう。
3、では、ラジエターに水は入れていいものなのか?
当店でもよくお客様から「ラジエターに水いれてもらえます?」などと言われることがあります。
とくに年配の方はラジエターには水を入れておけば大丈夫だと思っている方が多いようですね。
そこで、きちんと調べてみた結果・・・
・水のデメリット
ラジエターが錆びると・・・金属なので腐食して穴が開き液漏れが発生してしまう。
錆びると腐食して剥がれた金属がラジエターの中で詰まりをおこすこともある。
・水のメリット
冷却機能はアップする。
本当に困った時だけ水を入れるようにしましょう。
福島県などの寒冷地では冬場に間違いなく凍結すると思うので冬場には必ずクーラント液を
いれるようにしましょうね。
まとめ
さて、どうだったでしょうか?男性は半分ぐらいは知っていましたか?
私もラジエターのコトを再認識できました。
水を入れたら・・・・のこと、だけでも知っておいて下さいね♪
本柳剛史
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