車の窓ガラスは視界の良し悪しを大きく左右してしまう、とても肝心な部分と言っていいでしょう。
日本はとても雨が多い国なので、窓ガラスの視界は雨によって悪くなる事が多いものです。
自分で窓のコーティング剤を塗っている方も多いとは思いますが、コーティング剤を塗った後には思いもしなかった問題が起こってしまう事もあります。
今回は、コーテイングをした時に起こりうる代表的な3つの問題点と、その対策についてブログ記事にまとめてみようと思います。
ワイパーを動かすとビビりが起きる
これは私も経験したことがあります。当店でもお客さんから1番よく聞く問題のひとつです。
原因としては、ワイパーそのものの性質によるのですが、そもそもワイパーを動かすことで均一な薄い水の膜を作って視界を良くします。
コーテイング剤は弾かせることで強制的に水を排除してくれますので、部分的に水のないガラスに乾拭き状態でワイパーが動いている事になります。水のないガラス面ではゴムが引きずられると大きな摩擦が発生し、ビビりが起きてしまう事があります。
対策
- グラファイト素材のワイパーに交換する。(コーテイング用ワイパー)
- コーテイングを落とす
コーティングがすぐに落ちてしまう
弾きが弱くなってしまって洗車をするたびに毎回コーティング剤を塗らないとならない・・・という手間で悩んではいませんか?
この問題については2つの原因が考えられます。
- ワイパーの劣化により、コーティング剤がかき取られてしまっている。
ワイパーを動かすことにより、必ず摩擦が発生します。ワイパーはゴムで出来ているので劣化が進むと窓にかかる摩擦も少しずつ大きくなってしまうので、コーティング剤が劣化したゴムによって大きくかき取られてしまっている可能性が高いです。
- 汚れや油膜が邪魔してコーティング剤がきちんと定着していない。
窓ガラス上に油分や、汚れが残っている状態でコーティング剤を塗ると、きちんと下処理を施した後に比べると効果も弱くなり、耐久性も悪くなります。
対策
- コーテイング剤を施した際にはコーティング専用ワイパーに交換する。
- コーティングをする場合にはきちんと汚れを取り除き、油膜取りの下処理を行ってから塗り始める。
せっかく手間をかけて作業をするのですから、最大限の効果を発揮できる手順で行うようにしましょう。
視界がかえって悪く見える
この問題については、若干の個人差があるとは思います。
もちろん、下処理をしっかりと行わずにコーテイング剤を塗ってしまった場合については誰が見ても油の膜によって視界は悪くなりますが、まれに「水滴がコロコロしているのが目障りで見にくい。」という声も過去にはあったのも事実です。
ばっちりコーティングが効いて水がコロコロ弾く方が視界が良いのか、全体に水が膜を張るようになっている方が見やすいのかは、個人差があり様々です。自分の見やすい視界というのを理解しておく事も大切なのかもしれません。
まとめ
窓ガラスのコーティングは簡単なものから手の込んだものまで様々ですが、問題が発生したらまずはワイパーを変えてみるところから始めてみましょう。
また、クリアな視界を確保して安全に走行するためにも、ボディコーティング同様にしっかりとした下処理・施工をしてあげることが大切です。
もし、ご自身で施工することへの不安があるのであれば、コーティングのプロに依頼してみるのも一つの手ではないでしょうか。
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青木薫
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