近年、物凄く雪が多い年や全く雪が降らない年など、降雪量がかなりばらつきを見せて来ています。
お正月の時期などに店頭で「チェーン置いてないの?」と声を掛けられることが良くあるのですが、そもそもタイヤチェーンについての知識に自信がなかったので、自分の勉強がてら記事にしてみますので興味がある方は見て下さい。
タイヤチェーンのメリット
突然の積雪にすぐ対応できる
日頃は全く雪の降らない地域にお住まいの方が降雪地帯に里帰りなど、普段は必要がないけれど、たま~に必要となる方にはとっても便利なアイテムかもしれません。
走破性が高い
スタッドレスタイヤはシャーベット状態や、新雪の積もりたての状態だとスタック(空転)してしまう場合がありますが、チェーンは、より深く食い込む為スタッドレスタイヤよりも走破性が高いと言えます。
価格が安い
同サイズでスタッドレスタイヤが4~7万円に対してタイヤチェーンは5000円~2万円ぐらいで購入することができます。
収納の場所が必要ない
スタッドレスタイヤの保管場所に困っている方も多く居られると思いますが、タイヤチェーンはトランクなどに入れておくことが出来る程コンパクトに収納することができます。
タイヤチェーンのデメリット
乗り心地
チェーンの構造上、常にガタガタしている感じ・・常にすご~く乗り心地の悪い電車に乗っているイメージと言っていいかもしれません。
騒音
比較的安値で購入することができる金属チェーンに関しては走行中、常にジャラジャラ・・・頭がおかしくなっちゃうぐらいうるさいです。
手間(利便性)
乾いた路面を走行するのが不向きな為、乾いた路面を走行する場合は外さなくてはなりません。この手間を怠ってしまうと、アスファルトとの摩擦で寿命が短くなりすぐ切れてしまいます。そのため雪が多く降らない地域ならば、こまめな脱着が必要となります。
走行速度
金属チェーンは約20~40キロ。非金属チェーンは約40~60キロぐらいしか速度が出せません。
雪がない道路を走行する際、強引に速度を出しすぎたものならばチェーンが切れてしまう確率が大幅に上がってしまいます。
スタッドレスタイヤとタイヤチェーンどっちがいいの?
積雪や凍結した路面への効き目でいうと
スタッドレスタイヤ+タイヤチェーンが最強と言われています。
東北や北海道などの寒冷地に住んでいる方や、里帰りや出張などで積雪地帯によく行かれる方などには、走行性能や路面に合わせたチェーンの脱着の手間を考えるとスタッドレスタイヤの装着をオススメします。
逆に関東の雪が全く降らない地域にお住まいの方など年に数回程度の使用頻度の方には、購入価格や交換工賃を考えると、自分で作業可能なタイヤチェーンがオススメになります。
まとめ
車に乗るという事は、雪道でも事故を起こさない為の最低限の責任を持たなければいけません。
残念なことに雪道を超低速で「夏タイヤ」で走行する関東ナンバーの車を毎年目撃します・・・。
また、溝がなかったり、ヒビが入った何年も前のスタッドレスタイヤを平気で履いている、地元のドライバーもいることも事実です。
自分の安全だけではなく、走行している全てのドライバーへのマナーとして、スタッドレスタイヤやタイヤチェーンの準備、管理をしっかりやっていきましょう!
参考記事
鈴木和弘
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