春先や冬前になるとご家庭でタイヤ交換をしている姿が多く見られます。
しかし家庭に何台も車があると、どのナットがどれなのか分からなくなったりはした事はありませんか?店頭でもホイールに付いているナットを見て「他に何台かお車ありませんか?」なんて声をかける事も少なくないのが現状です。
このブログ記事では、ご家庭で家族全員のタイヤ交換をする。というお父さん向けにメーカー別でどのようなナットでどのようなサイズの工具を使えばいいのかを一目で確認できるようにしてみましたので見て下さい。
ナットの種類
様々な種類がありますが、ここでは純正で付いてくると思われる
ナットを主に紹介したいと思います。
袋ナット・・・主にアルミホイールなど、ナットがむき出しになっている場合に適しています。
貫通ナット・・主に鉄ホイールなどで、ホイールカバーが付いている場合に適しています。
ワッシャー付きナット・・トヨタ車などの純正ホイールに使われているナットです。ワッシャー付きナットで取付けが必要なホイールに、別のナットを付けてしまうとナットが自然と緩んでしまう事があるので、注意が必要です。
ナットサイズの見方
※ダンロップ公式サイト内引用
例 M12×P1.5 21HEX
ネジサイズ 2面幅
M・・・ミリメートルネジの記号
12・・・ネジの呼び径(㎜)
P・・・ネジ山のピッチ記号
1.5・・・ネジ山の、山と山の距離(㎜、ネジ山のピッチ)
21・・・六角形対辺の距離(㎜、2面幅)工具のサイズはこの数字を見ます。
HEX・・・六角形を表す記号
この全てを覚える必要はないと思います。
ご自分のお車のネジ山のピッチと使用する工具のサイズは、把握しておくといいでしょう。
国産車純正ナットピッチ工具サイズ早見表
メーカー名 ネジ山ピッチ 六角形の2面幅(工具サイズ)
トヨタ 1.5㎜ 21㎜
トヨタ(ランドクルーザー) 1.5㎜ 22㎜
トヨタ(センチュリー) 1.5㎜ 21㎜
レクサス 1.5㎜ 21㎜
レクサス(LS) 1.5㎜ 21㎜
日産 1.25㎜ 21㎜
ホンダ 1.5㎜ 19㎜
ホンダ(レジェンド) 1.5㎜ 22㎜
三菱 1.5㎜ 21㎜
マツダ 1.5㎜ 21㎜
マツダ(2018年7月生産分より) 1.5㎜ 17㎜
スバル 1.25㎜ 19㎜
スズキ 1.25㎜ 19㎜
ダイハツ 1.5㎜ 21㎜
※OEM車(自動車メーカー間で同じ車種をベースに別の名前で販売している車のこと)は上記以外になる場合があります。
まとめ
車はタイヤ4本で重い車体を支えています。
ナットはタイヤホイールをしっかりと取り付ける上で重要な部品です。お客様の中にはナットが逆向きで付けてあったり、しっかりと締め付けていなくてタイヤがガタガタになりながらご来店された方もいらっしゃいました。
安全運転をする事はもちろんですが、まずはそのお車に合ったナットがきちんと付けられているのかという事を確認していただいたうえで安全で楽しいお出かけをしていただきたいと思います。
参考記事
鈴木和弘
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