「ディーゼル車(軽油)は燃費が良いし、お得!」って思っていませんか?
それって本当なのでしょうか。
前回はハイブリッド車での検証でしたが、今回はディーゼル車です!
車両価格、諸費用、税金、維持費などを総合して計算していますので、今後のお車選びの参考にしてみて下さいね。
今回の比較車両は、トヨタの「ランドクルーザープラド」のベースグレードで比較してみました。
すでに、
ディーゼル車がプラス664,000円となっています。
1、新車登録時の諸費用
新車登録時の減税・割引・補助金で違いが出てきます。
①ディーゼル車
優遇制度 エコカー減税[100%] + 環境性能割[3%] + CEV補助金
合計:約168,600円
①ガソリン車
優遇制度 環境性能割[1%]
合計:約29,600円
諸費用の差は、
ディーゼル車がマイナス139,000円となります。
さらにうれしいことに、ディーゼル車は取得した翌年の自動車税が減税となる制度があります。
ディーゼル車がさらにマイナス38,000円となります。
2、維持管理費
車を維持管理する費用、エンジンオイルやタイヤ等々走っていれば消耗するものは同じです。
ですが、初回の車検時から差が出ます。
ディーゼル車は初回車検、重量税41,000円が免税されます。
ディーゼル車がマイナス41,000円
2回目の車検以降も減税になるようなのですが、2023年以降で法改正もあるようなので、今回は加味しないこととします。
3、燃料代
燃料代は、走行距離や燃料単価によって大きく変動するのであくまで参考程度に見てください。
年間走行距離10,000キロ、軽油単価120円、レギュラー単価140円WLTモード燃費、10年で比較してみます。
ディーゼル車が11.2km/L、ガソリン車が8.3km/Lです。
ディーゼル車
10年×10,000km÷11.2km/L×120円=1,071,429円
ガソリン車
10年×10,000km÷8.3km/L×140円=1,686,747円
しかし、ディーゼル車はアドブルーというディーゼル車独特の排ガスを中和してキレイなガスにするための液体を定期的に補充する必要があります。
そのコストが、1,000kmで1L消費するので、10年だと100Lの消費。
アドブルーは自分で買ってもいいし、ガソリンスタンドでも補充できますが、平均で200円程度として、10年で20,000円となります。
で、合計でディーゼル車がマイナス595,318円となりました。
4、合計コスト
車両代 +664,000円
登録料 -177,000円
維持費 -41,000円
燃料代 -595,318円
なんと、合計-149,318円!?ディーゼル車の方がかなりお得なことがわかりました。
さらに、年間20,000km走る方は、744,636円もお得になります。
ただ、税金などは詳細の情報が少ないので改めて車屋さんなどでご確認下さい。
5、まとめ
いかがだったでしょうか。
今回はディーゼル車での検証を行ってみました。
今回のプラドの場合は、リセールの価格にも影響があるようです。
ディーゼル車の方が買取額がかなり良いようなので、さらにお得な感じがします。
他車種になると少し変わると思いますので、ガソリン車、ディーゼル車で迷っている方はご自分で比較してみてください。
参考記事
藤田燃料 編集部
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