飲酒運転の事故や、裁判がどうのうこうのってニュースを見ると、「飲酒運転って怖いよね~!」とか、「飲んで運転して人をひいちゃうなんて、ひどいよね!」って思いますよね。
タイヤ不良車は、実は飲酒運転よりもっと危険です。
タイヤのプロから見れば、そこらへんの自動車事故でも、その先に隠れている根本的な原因が容易に分析できます。そしてかなりの事故が下記なんかの悪条件(整備不良)も重なって起きていると想像できてしまう。それがタイヤの不良なんです。
目次
タイヤの空気圧不足でハンドルが重い状態、そのためとっさのアクシデントに反応が遅れ、コンマ数秒の差でその後の人生を天国と地獄に分つ。
雨天時に溝の深さが不十分で、水たまりの水を完全排水できないタイヤで急ブレーキを踏んで起きるスリップ事故。
石のようにゴムが硬化している中古タイヤなどでの雨天走行。
溝が十分であっても急ブレーキを踏めばスリップすることを知らずに、スピードを出して事故を起こす無知ドライバー。
路面凍結時のスリップ事故の80%以上の車が、5年以上経過しているスタッドレスタイヤであった事実。
「飲酒運転を無くせ!」と願うならば自分の車の空気圧ぐらいは管理しなければ、飲酒運転者を強く非難する資格はないし、報道では明らかにされない「タイヤ不良」の事故は野放しにされたままになってしまいます。
例えば、軽自動車のタイヤが破裂した場合、原付バイクを吹き飛ばすほどの衝撃力があります。
だからこそ、タイヤのアキレス腱である側面は何があっても守らなければならないし、ヒビや、キズがあればそれはすでに「凶器」であるという知識をたくさんの方に持って頂きたいと思います。
思いつきで書いたわけではありません。
日本は四季があり、高温、低温、多湿、少湿を繰り返す厳しい環境であるということと、先日の感謝祭の無料空気圧点検時、約30%以上のお車が空気圧不足と、キズ、ヒビ、溝の不足等なんらかのタイヤの整備不良が確認できたからです。
いま本当に危ないです!って「溝」や「ヒビ」「キズ」は当社で必ずお知らせ致しますし、空気圧は何度でも無料で点検致します。
しかし、声をかけすぎると嫌われやすい商売ゆえに、それ以上の予防はみなさんにお任せするしかないことをご理解頂きたいと思います。
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藤田芳伸
代表取締役社長 : 藤田燃料株式会社
藤田燃料ブログチームの編集長。
パソコンが1台しかない会社からfacebook、LINE~このブログを立ち上げるまでにワンマンにスタッフを引っ張ってきた犯人です。こう見えても社内で一番タイヤに詳しく、当社最初のコーティング1級技術者です。
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