いまの新車は本当に性能が良いですよね。
CMをみていると、「燃費は良い」「自動ブレーキ」「アラウンドビューモニター」「駐車アシスト」等々・・・・至れり尽くせりの車になってきたんだなーと思います。
そんな時代、新車を買って3年、車検のときに「もうそろそろ変えた方がいいかもね。」、スタンドで「タイヤが減ってますよ。」、なんて言われて、さすがにダメかなと思った時に知っておいて頂きたいことをまとめてみました。
- 1、新車装着タイヤの寿命
- 2、燃費を落とさないタイヤ選び
- 3、音にも注意してほしい
- まとめ
1、新車装着タイヤの寿命
まず、新車装着タイヤはそう長く乗れるものではないと思って下さい。
実は、新車装着タイヤは「燃費・静音」に対しては高性能で、「排水・耐久性」に対してそこまで性能が高くないタイヤが多いのです。
つまり、低コストで、新車で買ってすぐにその車の性能を発揮することに重点を置いたタイヤであるということ。
タイヤメーカーは新車装着タイヤに採用されると、例えば1万台製造するためには4万本のタイヤが売れるわけで、たくさんの売り上げが期待できます。自動車メーカー向けに作るタイヤは、その1本1本の価格を下げるために、ゴムの配合や設計に工夫をします。特にいまはハイブリッド、エコカーの燃費性能と静かさを100%発揮できることに重点を置いた設計になります。
タイトルに「3年・・・」なんて書きましたが、3年も乗っては欲しくないのが本音です。
※この内容には、一部例外な車種やタイヤメ-カ-があることを考慮してお読みください。
車種で言えば、トラックや最高級スポ-ツ車などは例外になります。
関連記事:新車装着タイヤの寿命は1~2年!?
2、燃費を落とさないタイヤ選び
さ、新車装着タイヤの性能がわかったところで早速選ぶポイントです。
「低燃費タイヤを選ぶ」
これが大前提になります。
1でも書いたように、新車は燃費表記をクリアーするために、必ずタイヤも低燃費のものを選択します。そのタイヤの燃費性能同等以上のものを選ばないと、燃費が落ちることになってしまいます。
今の車ですと、ラベリング「A」以上のものということになります。
その「ラベリング」とは、転がり抵抗性能の等級がA以上で、ウェットグリップ性能の等級がa~dの範囲内にあるタイヤを「低燃費タイヤ」と定義し、統一マーク(右記)を表記して普及促進を図る。 というものです。
上記のようなラベルで表記されます。
このラベルの上の大文字表記の部分が「A」のモノを最低でも選んでくださいね。
3、音にも注意してほしい
いまの新車装着タイヤが「静音設計」であるということは、それなりのタイヤを選ばないと確実に「走行音」が大きくなってしまいます。
特に、ハイブリッドカーになると余計に感じることになってしまいます。
なので、各タイヤメーカーでも中級以上のものを選択するのがおススメです。
中級以上のタイヤになると、燃費はもちろんのことですが、「ロードノイズ」(走行により発生する音)を抑え
具体的に言うと、
ブリヂストンではEX20シーリーズ以上のタイヤを選択すると良いと思います。
ダンロップでは、EC203以上
横浜タイヤでは、AE01F以上となります。
但し、これは一般的、軽自動車、コンパクト、普通車であって、高級セダンなどの車では当てはまらない場合もあります。
店頭でご確認下さい。
まとめ
新車の性能がアップしたり、かっこよくなったりすることは我々にとっては良いことですが、実際には、維持コストが上がっていますよね。
・タイヤの性能UPによる、買い替えタイヤのコストUP
・ホイールのインチUP化によるタイヤのコストUP
・オイルの低粘度化によるオイルのコストUP
ですが、維持コストだけを考えず、「低燃費化による燃料費の削減」「タイヤの性能UPによる安全」などで返ってきていると思うと良いことの方が多いですよ。
藤田芳伸
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