当社も、最近は現場で女性の活躍が目立つ職場になってきました。
平成24年10月入社、近津SSの「佐藤亜由美」は。入社3ヶ月で行った手洗い洗車研修からめきめきと頭角を表し、その翌月にはコーティング技術2級、1級と立て続けに取得し今では現場の第一線で活躍するスタッフへと成長しました。
平成24年4月入社、関辺SSの「鈴木莉緒」は入社4ヶ月で季節商品の販売で社内でトップの成績を叩き出しました。若干16歳の鈴木は会話力が堪能で、いつも笑顔でお客様からも大変人気があり、販売に関しては周りを意識し常に上位でありたいという上昇志向の強いスタッフです。
しかし、怒られてしまうかもしれませんが、近年ではそこまで活躍する女性の現場スタッフはいなかったですし、女性を積極的に採用、教育しようという思いもありませんでした。
理由は、作業はさせられない、環境に耐えられるか。などなど、過保護な扱いをするなら・・・・と挑戦ができなかったからにあります。
1、教育システムの構築
一昨年まで当社は、どちらかといえば「俺の背中を見て覚えろ!」的な教育でした。わからなければ、質問しろ。手があいたら何かすることを探せ!など。
「職人か!?」みたいな話ですが、事実です。
もともとそんな教育では女性を採用しても、なかなか育たなかったと思います。
そこで、3日間のスケジュールを立てて新人を教育するシステムを作り、4日目には現場で活躍できるようにしようと試みました。
さきほど紹介した、「鈴木莉緒」はこの教育システムの最初の新人でした。
いままでは、それなりに手離れできるには3~4週間はかかったのですが、この教育システムの結果、4日目で問題なく現場に出せるようになりました。
これにより、教育時間の短縮、新人の定着率の向上につながりました。
今後も、整備や洗車の教育システムもできれば、短期間でかなりレベルの高いスタッフを送り込めるかもしれないと期待がもてるようになりました。
それ以降の採用したスタッフは全て、この教育システムにより4日目(経験者は3日目)で、すぐに現場デビューしています。
2、元気~癒しの接客へ
昔のガソリンスタンドは、びっくりするような大きな声で接客する光景がありましたよね?
いまはセルフも増え、当社のようなフルサービスがあまりにも大声を出すと若いお客様がびっくりしてしまうこともあるようです。
最近、男ばかりの職場だった当社もすこし違和感を感じていました。
自動車整備などの企業は男性の方が安心できるのかもしれまん。しかし、なかには「女性のための・・・」でおなじみの建築会社のような企業もあります。
当社も女性ドライバーの気持ちになれるスタッフ、そしてそのスタッフが新しい癒しの雰囲気を作ってくれるかもという期待をもつようになったのです。
実際、現場に女性が立つと・・・「うん、やわらかい・・・・」と私も感じます(笑)
3、女性の作業
男性の作業は、ダイナミックでかっこいいです。でも人によっては雑に見られる場合もあります。
女性の作業は、しなやかで美しいです。正直、男性の作業よりは物足りないかもしれませんが細かいところに気を配れます。
そして、現場を汚さない(笑)
私がコーティングを始めるのに、岩手県のキーパープロショップにお邪魔したとき、めちゃくちゃコーティングの上手い女性スタッフがいました。
そこの専務に聞いたところ、その女性は洗車担当で、女性ならではの心配りができるのでお客様からのリピートも多く会社のエース的存在なんだと。
しかし一般的にも、今までの当社の流れからも・・・なかなか手洗い洗車やコーティングは女性にさせにくいもの・・・。
いやいや、思い切ってダメもとで、どんどんやらせてみようと。
結果、期待以上の活躍をしてくれているのが「佐藤亜由美」です。
もともと自分の車を自分で洗っていたそうですが、洗車・コーティングに関しては底知れないセンスを感じます。
コーティングフォームも美しく、たぶん当社で一番の作業スピードです。
当社にはドライブウェーで給油だけをしているようなお飾り女性社員はいません。みんながガツガツと手洗い洗車をしタイヤを運び、オイルにまみれます。
今後も積極的に女性の力を借りていこうと思います。
その為にも女性が働きやすい職場環境の整備も少しずつしていかなくてはなりません。
でも、未来ある課題なのでワクワクもしています。
昔の「3K」と呼ばれた職種にも女性の力が新しい風を吹かせ、新しい文化を作りそうな予感がしています。
藤田芳伸
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