先日、お客様に「最近は帽子をかぶらないスタンドあるよね?」と聞かれました。
なんででしょう?お洒落?顔が見えるように?
確かに昔は、全員がビシッっとかぶっているのが普通だったのに、ほんと、かぶらないスタンドが増えたなーと思いました。
他店のことはわかりませんが、なぜ当社では帽子(バイザー)をかぶっているのか。
1、揮発性液体危険物を扱うから
危険物を扱う職種なのはもちろんですが、ガソリンは揮発性のある液体危険物です。
いまではセルフも多く、一般の方も自分で給油するようにはなりましたが、危険が隣合わせであることは間違いありません。特に冬の乾燥する時期には全身に静電気が帯びていて、一歩間違えれば引火、爆発の可能性だってあるわけです。
ガソリンスタンドは、必ず帯電防止の制服を着用することになっています。もちろん、髪の毛にも帯電しないように、帯電防止の帽子を着用させているというわけです。
当社はそうしてるのではなく、危険物を扱う職種の一般的なマナーです。
とはいえ、制服が帯電防止のものであれば、ある程度の静電気は抑えることができます。それでも、セルフで給油する方は必ず「静電気除去シート」に触れるようにして下さい。
「セルフ 静電気」で検索すると、事故の記事がたくさん出てきますよ。
アメリカでの事故
今は金属製の給油ノズル、レバー、給油キャップが減ってきて事故が起こりにくくなっていますが、注意することに越したことはありません。
2、髪型の乱れを抑える
ガソリンスタンドは屋外の仕事なので、天候によって髪型も大変なことになるときがあります。
大雨の中では、屋根の下であっても髪の毛はビシャビシャになりますし、風が強ければバサバサになりもします。
また、猛暑の中で作業をすれば汗だくで髪の毛もベチャベチャです。
ガソリンスタンドはサービス業なので、そんな見苦しい姿をお客様にさらすことを防ぐために帽子(バイザー)を着用しています。
あと、お恥ずかしい話、当社スタッフも人間ですから寝癖が残ってしまっていることもありますよね?それも防げます(笑)
3、「勤務中」であること。
帽子をかぶっているときは「勤務中」です。かぶっていないときは「勤務外」か「休憩中」か、「会議中」です。
スタッフは制服のまま出勤・退社をし、休憩もします。また通勤中にコンビニにもよります。
お客様にサービスを提供する身だしなみと、それ以外の格好を分ける意味が帽子にはあります。当社では服装のメリハリに帽子は必要なアイテムなのです。
また、1で危険物を扱う話もしましたが、ガソリンスタンドのスタッフは整備作業も行いますので「勤務中」=「作業中」と考えればかぶるのは当たり前のことですよね。
まとめ
かぶる、かぶらないはお店によって、会社によってそれぞれ方針が違うと思います。
しかし、危険物を扱う、整備作業を行う、サービス業である、という業種は、安全とお客様に責任を持たなければならないと思います。
ちなみに、キーパーのツナギも、バイザーも帯電防止になっていますのでご安心下さい。
こんな記事を書いている私は普段かぶっていなので言い訳をさせて頂くと、外へ営業に行くこともありますし、業者さんとの打ち合わせが多いのであえてかぶらないようにしています!
藤田芳伸
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