日本の道路交通法では「車両は道路の中央から左側わ通行しなければならない」と規定されています。
海外ではほとんどが右側通行なのに、なぜ日本だけ左側なのでしょうか?
目次
- 1、いつから左側通行なのか
- 2、世界ではめずらしい左側通行
- 3、世界も左側通行だった
- 4、ナポレオンってすごい!
- まとめ
1、いつから左側通行なのか
江戸時代までタイムスリップしますが、当時の日本の路地は非常に狭い場所が多かった為、武士が対面で右側通行になった時に左腰に差している刀の鞘どうしがぶつかって争いになっていたようです。
この無用な争いを避ける為にこの頃から左側通行が定着していたそうです。
とても単純な理由でしたね(笑)
2、実は珍しい左側通行
ここでデータを少しみてみましょう!
・76の国と地域が左側通行、163の国と地域が右側通行。
・世界の人口比率:左側通行35%、右側通行65%
・道路の総距離の割合:左側通行10%、右側通行90%
上の通り、日本人にとっては当たり前な左側通行ですが、世界的には珍しいことなんですね。
3、世界はもともと左側通行だった
世界人口の8割~9割が「右利き」と言われており、右利きより左利きの割合が多い人種は存在しないそうです。
右利きの場合、何をするのにも左側よりも、利き手の右側の空間が広くなるように位置どるのが合理的で、中世以前では前方から来る敵を迎え撃つにも右側に敵を回した方が戦いやすく、左側に遠ざかった方が安全なので、左側通行が原則だったそうです。
4、ナポレオンってすごい!
ではなぜ、右側通行になったのでしょうか。
「史上最大の交通インフラ整備を行ったのはナポレオン」と言われており、征服した地域の交通網の開発を積極的に行ったと言われています。
色々説はあるようですが、ナポレオンが左利きだったという理由とも言われています。
ナポレオンに征服されなかったイギリスとその植民地だった国々では、現在でも左側通行を採用しており、日本もナポレオンの支配がなかった国の一つです。
最後に
世界征服は果たせなかったにしろ、全世界の9割を右側通行にしてしまったナポレオンはやはりすごい人物だったんですね。
時間があったら、次は東京と大阪ののエスカレーターの立ち位置の違いについても調べてみようと思います(笑)
参考記事
運転するなら知っておきたい信号機のこと
なんじゃこりゃ!?「環状交差点標識」
そのナンバープレート違反かも!?|H28年4月1日~道路運送車両法改正
森隼人
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