さぁ、これから暑い季節が始まります。
「今年は海に何回行けるかなぁ~。」なんて毎年考えていながら行けない事が多いのが現実・・・今年は必ず行ってやると思いつつ、実はめっきり暑さに弱い本柳です。
皆さんは車の窓の閉め忘れから違反になってしまうという事があるのをご存じでしょうか?
私も休日に某動画サイトをたまたま見て初めて知ったことだったので、私なりにしっかりと調べなおして記事にしてみました。
夏は特に暑さから窓を開けたままで駐車してしまうことが多い季節になりますので、参考にしてみて下さい。
目次
- 窓の閉め忘れから起こりうる交通違反
- 窓から腕を出しながら運転は違反なのか?
- まとめ
窓の閉め忘れから起こりうる違反とは
真夏に窓を閉めきった車内に乗り込んだ時のサウナのような暑さを考えてみて下さい。
あの暑さを想像すると、ついつい窓を開けっぱなしにして駐車してしまいがちです。
ただ、もしも「窓を開けっぱなしにしたまま車を離れてしまった時に車を盗まれてしまった・・・」なんて事が起きた時に盗まれてしまった側にも責任が生じてしまうかもしれない道路交通法が存在したんです。
道路交通法第71条 五の二
自動車又は原動機付自転車を離れるときは、その車両の装置に応じ、その車両が他人に無断で運転されることがないようにするため必要な措置を講ずること。
こんなことが法律としてきちんと設定されていたなんて・・・知らない人が多いはず。
間違いなく被害者なのに、罪になってしまう場合もあるという事を頭の片隅に覚えておいて下さい。
ちなみに・・・
根拠規則
第70条、第71条、都道府県公安委員会規則
【罰則】3ヶ月以下の懲役又は5万円以下の罰金等
となっております。
腕を出しながら運転は違反になるのか?
よく窓から腕を出して運転しているのを誰もが見たことがあるとは思います。
当社の女性スタッフからは「あの態度の運転を見ているだけでイライラする・・」など、見た目もあまり良い印象ではないようです。
結論を先に出すならば違反になる可能性もあるという結論です。
第53条 車両(自転車以外の軽車両を除く。第3項において同じ。)の運転者は、左折し、右折し、転回し、徐行し、停止し、後退し、又は同一方向に進行しながら進路を変えるときは、手、方向指示器又は灯火により合図をし、かつ、これらの行為が終わるまで当該合図を継続しなければならない。
という道路交通法があります。
簡単に解説をすると「手を出す時は、曲がる時や止まる時の手信号になるので手を出したからには、その手信号どおりに運転操作をしてくださいね」という事になるようです。
もしも後方を走っている車が、手信号をしていると誤解をして急に減速したらそのまた後ろの車が驚いて急ブレーキを踏んでしまいますよね。そうなると事故の発生の可能性が高まりますので危険です。
どちらかというと、次に説明する安全運転の義務違反に該当してしまう方が可能性は高いかもしれません。
(安全運転の義務)
第70条 車両等の運転者は、当該車両等のハンドル、ブレーキその他の装置を確実に操作し、かつ、道路、交通及び当該車両等の状況に応じ、他人に危害を及ぼさないような速度と方法で運転しなければならない。
腕を出したことで、他人が誤解をしてしまい大きな事故につながってしまった場合、何かしらの処罰を受けるようになりかねませんので、やはり基本的な運転姿勢を守って運転をするように心がけましょう。
まとめ
今回ブログとして紹介した2つの事は、ほんのいち部でしかありません。
駐車時の犯罪に巻き込まれてしまった、、、なんてことは、私個人的にはやった方が間違いなく悪い!と思いますが、世の中に法律というものがある以上、処罰の対象になってしまうこともあり得ますので日頃の何気ない行動にも注意をしなくてはなりません。
夏場は、かなりの確率で窓が開いている状態で駐車してあるのを目にする事が多い季節でもあります。
暑さ対策も、もちろん必要ですが、防犯対策があってこそ!という事を忘れないで下さいね。
参考記事
本柳剛史
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