みなさんは夏タイヤへの交換は終わりましたか?
タイヤの空気は時間と共に自然と抜けてしまうものなので、ご自分でタイヤ交換をした後は必ず空気圧の調整をされていると思います。
もちろん、我々ガソリンスタンドも交換入替後必ず点検を行います。
今回は、ご自分で交換された後、セルフのスタンドなどで自分で空気を見ている!という方には特に見て欲しい3つの事についてまとめました。
目次
- タイヤのミゾの確認
- 側面のヒビやキズ
- 何年目のタイヤか
- ゴムバルブの確認
- まとめ
タイヤのミゾの確認
タイヤのミゾは雨が降った路面を走行する際に、路面の水を上手く排水できるかという点で、非常に重要になります。
乾いた日には全く滑らないのに、雨の日に長年履いている靴で突然滑って転びそうになったことはありませんか?
タイヤも人間の靴も同じ事が言えますが、路面の水を上手く排水できる溝が残っていないと、突然滑って事故の原因となってしまうことも考えられます。
ましてや、それがカーブの途中で起きてしまったならば、大きな事故になってしまう事だってあるでしょう。
雨の日、急な危険が発生したときに、ブレーキを踏んだ時ちゃんと止まってくれるかもミゾ次第となるんです。
点検の目安
残溝が1.6ミリになる目安としてスリップサインが設けられています。
このサインが1箇所でも出ているタイヤは公道を走行してはいけない法律があるほど危険な状態だということなので、スリップサイン付近まで減ってしまっているタイヤは安全を考え、すぐに買い替えをするようにして下さい。
側面のキズやヒビ
タイヤは重い車体を支えながら転がっている為、常に走行中は伸び縮みしています。
ゴムは時間が経てば経つほど劣化により硬くなり、伸び縮みによる ヒビ → 亀裂 → 破裂(バースト)と、徐々に危険が増していってしまいます。
点検方法
ヒビ キズ → 目視にてよく確認しましょう。
何年目のタイヤか
どのぐらい自分のタイヤを使っているのか案外正確には覚えてないものです。
上記の写真を参考にして確認してみて下さい。
夏タイヤとはいえ5年を超えてくれば、はや交換時期になります。
ゴムには剛性、弾性の限界があるからです。
ゴムバルブの確認
ゴムバルブは、ほとんどの物の大半がゴムで作られています。
タイヤと同じでバルブも劣化により硬くなり、亀裂などが入って空気がいっきに抜けてしまって走行できなくなる事があります。
点検方法
ゴムバルブを強めに左右上下に回すように動かしてみましょう。「シュー」と空気が漏れる音がしたら速やかに交換するようにしましょう。
※ただ注意点として、点検時にもし空気が漏れ出す事があっても、すぐに交換できる場所で行うこと。タイヤが潰れて走れない・・なんてことにならないようにして下さいね(汗)
対策として、新品タイヤを購入する際には、作業時ゴムバルブも一緒に交換してもらうようにしましょう。
まとめ
重い車体をタイヤ4本で支えてくれていることを忘れないで下さい。
タイヤ1本の接地面積はハガキ1枚と言われていますので、走行時は常に4枚のハガキの大きさに命を預けているのです。
家族で楽しくお出かけする際にタイヤに何らかのトラブルが起きれば、たちまち不快な思いをする事にもなりますし、走行中に起きれば大事故にもつながり兼ねません。
トラブルはいつどこで起こるか分からないものなので、空気圧を見る際には今回記事にした3つのことを見るようにして下さい。
参考記事
高橋祐記
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