こんにちは、近津SSの森隼人です。
私も運転免許証をとり10数年になりますが、運転中の急ブレーキで何度か危険な思いをしたことがあります。
車は、危険を感じてブレーキを踏めばすぐに止まるわけではありません、路面の状態(雨や雪)や、タイヤの摩耗によって停止距離は大きく変わります。
車が止まる為には停止距離というものが必要です。
その停止距離は空走距離と制動距離というものが大きく関係しています。
今回は、車が止まるために必要な停止距離についてまとめました。
目次
- 停止距離=空走距離+制動距離
- 速度と停止距離
- 停止距離が伸びるとき
- まとめ
停止距離=空走距離+制動距離
・空走距離
運転手が危険を感じてから、ブレーキを踏んで、実際にブレーキが効き始めるまでに車が進む距離
・制動距離
ブレーキが効き始めてから、車が完全に止まるまでの距離
・停止距離
空走距離と制動距離の2つを合わせた距離が、車が停止するために必要な停止距離です。
速度と停止距離
(運転手が通常状態で乾いた路面で急ブレーキをかけた場合)
※運転中に前方30mに人が飛び出してきた場合、30㎞/hでは衝突は回避出来るが、50㎞/hでは回避出来ず、衝突してしまう。
※30㎞/hで衝突した場合の致死率10%、50㎞/hで衝突した場合の致死率80%
停止距離が伸びるとき
・運転手の疲労が溜まっているときなどは、危険を感じて判断するまでの時間が正常なときよりも遅くなり空走距離が長くなる為、停止距離は長くなる。
・雨で濡れた路面を走る場合や重い荷物を積んでいる場合、タイヤのミゾがすり減っている場合は制動距離が長くなる為、停止距離は長くなる。
・乾いた路面でタイヤのミゾがある場合より、濡れた路面でタイヤのミゾが減っている場合の停止距離は約2倍長くなることがある。
まとめ
車はブレーキをかけても急には止まれず、運転手の判断の遅れや路面の状態によって停止距離はその都度変わってきます。車を運転するときはその時の体調や路面の状態を考え運転するようにしましょう。
皆さん、車の運転時には、急のつく急発進、急停止は危険ですので特に注意してくださいね!
参考記事
森隼人
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