スペアタイヤが搭載されなくなった理由とは|白河市・棚倉町のガソリンスタンド

こんにちは、森隼人です。
皆さんの車には、スペアタイヤが搭載されていますか?
以前は必ず車載されていたスペアタイヤですが、現在では、ほとんどと言っていいほど新しい車には車載されておらず、その姿を消しつつあります。
では、なぜスペアタイヤが車載されなくなったのでしょう?
今回は、スペアタイヤが搭載されなくなった理由についてまとめてみました。

目次

    • 1、スペアタイヤが搭載されない理由
    • 2、スペアタイヤのメリット、デメリット
    • 3、パンク修理キットのメリット、デメリット
    • まとめ

1、スペアタイヤが搭載されない理由

スペアタイヤが搭載されなくなった大きな理由には法的面と環境面とによるものがあります。

・積載義務が無くなった

以前は搭載義務が有り、スペアタイヤが車載されていないと車検には通りませんでしたが、生活環境の変化などから現在では搭載義務が無いとこが法律で決められています。

・ロードサービスの充実化

現在では、JAFや車の所有者が加入している自動車保険のロードサービスが充実し、電話一本で現場に駆けつけてくれる為、自分でタイヤ交換をする必要が無く、スペアタイヤを積んでおく必要が無いから。

・環境面への影響

スペアタイヤは新車を購入してから、その車が廃車になるまで一度も使用されない事も多く、使用されても一時的なものにすぎない為、廃棄量の多さが課題となり環境への配慮という観点から搭載されなくなった。

・パンク修理キットの普及

パンク修理キットを初めて搭載したのは、平成20年9月にフルモデルチェンジされた「スズキ ワゴンR」でした。エコカー政策が始まる半年前に発表され、当時話題となりました。それ以来、スペアタイヤに替わるパンク修理キットが主流となりました。また、場所を取るスペアタイヤに対して、修理キットはコンパクトなスペースで収まる為、トランクを有効活用できる様になったのも修理キットが普及した理由の一つです。

・エコカー政策による軽量化

平成21年に施行されたエコカー政策により、燃費向上の為の「軽量化」が求められる様になりました。スペアタイヤが一本約10㎏なのに対し、ワゴンRに搭載された修理キットは約1㎏、9㎏の差では有りますが、軽量化を図る上では有効な対策でした。

・自分でタイヤ交換出来ない人が増えた

女性や高齢ドライバーが増え、パンクをしてスペアタイヤに交換しようとしても、交換方法が分からなかったり、タイヤ自体がかなりの重量がある為、女性や高齢者では持ち上げるのが困難ということもあり、有効な装備ではなくなったと言えます。
男性でも車に関する作業は全くできない方も増えてきています。

2、スペアタイヤのメリット、デメリット

では、いままでのスペアタイヤのメリットデメリットを見てみましょう。

メリット

・交換作業が簡単(パンクしたタイヤと交換するだけ)
・故障(パンク)したタイヤの修理が可能
・バースト(破裂)した時も対処出来る

デメリット

・車が重くなる
・スペースが狭くなる

私自身がそうですが、実際にスペアタイヤが装備されていないことに不安な気持ちのドライバーさんは多いはずです。

3、パンク修理キットのメリット、デメリット

メリット

・車体が軽くなる(燃費向上)
・収納スペースが少なくて済む

デメリット

・一度使用するとそのタイヤは修復不可能
・キットの再使用は不可能(買い換えが必要)
・タイヤのサイドが損傷した時、バーストした時は対応出来ない
・3㎜以上にキズは修理出来ない

全ての状況に対応できないパンク修理キットでは、いざという時のことを考えると不安なことですよね。
実際に多いのが、タイヤ側面を縁石にこすってパンクさせてしまったが、その場ではパンク修理不可能だったというケースです。

・まとめ

スペアタイヤが積載されなくなった背景には様々な理由があるようですが、スペアタイヤに替わって搭載され始めたパンク修理キットが全てのタイヤトラブルに対応出来るとは言えない様です。
そのためにもまず、

・自分の車に搭載されているのは「スペアタイヤ」なのか、「パンク修理キッド」なのかを確認。

・「パンク修理キット」ならば使い方を確認。

・「パンク修理キット」で対応できない場合の対応策。

この3つを確認しておきましょう!

参考記事

パンクしたらスペアタイヤ?パンク修理キット?

パンク修理キットの使い方|今はスペアタイヤが無い時代!?

ドライバーの2割しか知らないパンク修理

タイヤがパンクする3つの原因

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生田目祐一

現在、近津SSの洗車・コーティングの責任者。(コーティング技術1級) 昨年夏のキーパー選手権での準優勝の立役者となる。今年の夏は福島県優勝を目指し日々奮闘中の41歳のパパ。昨年パソコンを初めて購入し、まだ全く使えていないのにも関わらず、WEB担当になりかなりプレッシャーを感じている。

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