「さぁ、出かける前に洗車でもしとこうかな・・・」と洗ってはみたものの、車がキレイになってみると日頃は全く気付かなかった謎のシミが出てきたりするものです。
今回は、誤ったお手入れによるシミ以外での身近で起こりやすいシミの原因や対処法などを簡単に書いてみようと思います。
目次
- 虫の死骸、鳥のフン
- 花粉、黄砂によるシミ
- 木の樹液
- 間違った洗車
- まとめ
虫の死骸、鳥のフン
暖かい季節になると夜間に少し走行しただけでフロントガラスやフロントのバンパー部分に「バシバシ」と大量の虫の死骸がこびり付くのは、きっと誰もが経験したことがあると思います。
また、鳥のフンに関しては季節や気温に関係なく1年中付く可能性があるので、鳥フン被害に悩まされている方も多いのではないでしょうか。
「虫の死骸」や「鳥のフン」に関しては汚れの成分として酸性の汚れに分類されるものが多いです。
そして少したちが悪いのも酸性の汚れでもあり、付着してしまってから長期間放置してしまうと酸化によって塗装表面を溶かすように浸食してしまい、塗装が変色してシミになってしまったり、ヒドイ場合には塗装表面を溶かして表面がボコボコになってしまうケースもあります。
動物性の汚れには酸性のものがほとんどなので特に注意するようにしましょう。
対処法
・付いているのに気づいたら、即落とす!
・水や専用溶剤を使い、汚れを浮かしながら強く擦らずに落とす。(キズ防止のため)
花粉、黄砂によるシミ
主に春先に起こりやすいのが、花粉や黄砂により頑固なシミが残ってしまっているお車をよく目にします。
原因としては花粉や黄砂が風で飛び、ボンネットや屋根の上に乗っかった状態で雨が降ることで、花粉や黄砂の中にふくまれるミネラル成分や花粉だけに含まれる「ペクチン」という特殊成分が雨水に溶け出しシミになってしまうのです。
対処法
・シミになってしまう前に小まめに洗車をする。
・花粉ジミ(ペクチン)は熱に弱いので、熱めのお湯をかけながら洗う。
・暑い季節になると自然の熱で自然と消える。
木の樹液
木の樹液によるご相談は、春先から夏場にかけた植物が良く成長する時期に多いご相談です。
樹液は簡単に言うと「植物の油」です。その油分を長期間放置してしまうことで固着し、とても落としづらい汚れとなってしまいます。
付着の原因としては、油が雨水と一緒に垂れてきて付着したり、強風で飛ばされて付着してしまうケースもあるらしいです。成分が強い松ヤニなどは塗装面をとかしてしまうこともあり、車にとって悪影響なのは間違いありません。
暑い季節になるにつれ「なるべく涼しいように・・」と、お出かけをする時など木の下の日陰に車を駐車したくなる事はありませんか?
気持ちは痛いほど良くわかります・・が、そのほんの数回の行動によって、塗装面が変色するシミを作ってしまう原因になってしまうかもしれません。
対処法
・付いてしまったらすぐに洗車し、固まってしまう前に落とす。
・固まってしまったら、専用溶剤にて正しく落とす。
・専門店に相談してみる。
間違った洗車
実は普段行っている洗車によって全体的なシミは作られています。
一番多いのは、セルフの洗車機を通して拭き上げをしないでおくと完璧にシミになります。
撥水洗車を選択していればもっと付きやすくなります。
セルフの洗車機を通さないで、自分で洗車をされている場合、日があたる場所で洗っているときに水道水や、洗車洗剤が乾いてそれが取れないシミになることも多いです。
全体的に付いてしまっているシミのほとんどは洗車が原因であることが多いです。
対処法
・洗車は、ちゃんと拭き上げること。
・ボディを必ず冷やしながら行う。
・なるべく日の当たりにくい場所で行う。
※豪雪地域では融雪剤が原因によるシミも多いので、マメな洗車が必要になります。
まとめ
日頃の何気ない生活の中でも、知らぬ間にお車に悪影響を及ぼしてしまっている原因が潜んでいるという事を少しでも覚えておいてください。
頑固な汚れだから・・・と、力いっぱい擦らずに、まずは専門店などに相談してみると問題が解決できる事が多いです。
そして間違った洗車が取り返しのつかないシミに・・・
そして、どんな汚れであっても早めの対応が大事になってきます。気付いたらすぐに落とすようにしましょう。
さらに、カーコーティングをすることでもっとシミを防ぎやすくなりますよ♪
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青木薫
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