今シーズンは、積雪も少なく道路に雪もないので毎日の通勤やドライブで心配事の少ない冬シーズンでしたが、2月9日ついに降りましたね。
福島県の冬らしい季節感になりました。
9日の夕方、10日の朝は氷上路面になり、大変危険な状態になりました。
その逆に、9日の夜間は真っ白な圧雪路面でスタッドレスタイヤがしっかり活躍する道路状態と、数時間でいろいろな顔を見せてくれていました。
スタッドレスタイヤやタイヤチェーンを装着したからと言って絶対に滑らなくなる訳ではありません。
とりあえず、車が安全に走行できるための最低限の準備が出来た状態です。
雪が積もった時、路面が凍結したときの運転での注意点をまとめました。
1、車間距離
車間距離、聞きなれた言葉ですが冬道の運転ではいつも以上に車間距離を十分にとることが必要です。
車間距離を十分にとることで路面の状態を把握したり、危険回避の対応に時間的余裕が出来ます。
例えば、前を走っていた車が急ブレーキをかけたとき車間距離を十分にとっておけば追突を回避出来る可能性が高くなりますよね!当たり前のことですが車間距離は十分にとりましょう。
2、急のつく3つ動作
これはもう雪道に限らず運転をする上では当たり前のことですが急のつく動作はしない、特に雪道では、急ハンドル、急発進、急ブレーキは厳禁です。
なぜならば、この3つの急のつく動作からは、何一つ安全な運転にはつながらないからです。
事故を起さないためにも絶対に3つの急動作には注意しましょう。
「ブレーキを極力使わない走行できるスピード感。」であることが大切です。
3、路面状況を把握する
雪道の運転では路面の状況を把握することがとても大事です。
運転する時間帯でも条件は変わりますが、
要注意:圧雪➡積もった雪が踏み固められた状態
注意:シャーベット状➡比較的温度が高いときに降った水分を多く含んだ状態
危険:アイスバーン➡雪が解けた水分が凍った滑りやすい凍結路面
超危険:ブラックアイスバーン➡凍結路面が黒く見える(単に濡れているように見える)ため凍結に気づかないことが多く非常に危険な路面
この様に路面凍結でそれぞれ違う性質をもった危険なの道路に変わってしまいます。路面の状態を正しく把握して状況に応じた運転を心がけましょう。
この、アイスバーン、ブラックアイスバーンでの走行時には、タイヤの本当の性能が試されます。
この状態でやたら滑るなと思ったら、当店にご相談ください。
タイヤを拝見して、その滑ってしまった理由をわかりやすくご説明させていただきます。
4、凍結しやすい場所
冬の道路状況は走行する時間帯や場所によって変化します。様々な要素によって凍結しやすい場所があります。
橋の上、トンネルの出入り口などはほかの場所よりも気温が低くなりやすく路面が凍結し滑りやすくなっているので注意が必要です。道路は解けていても風などの寒い冷気で橋の上や高架橋の上は驚く程凍結します。
橋の上、トンネルの出入り口は、必減速して、「ブレーキを極力使わない走行できるスピード感。」で走行しましょう。
5、雪道の登り坂
雪道の登り坂になっている信号機、交差点では、自分が注意していても他人の車などが滑ってトラブルになっている可能性が高くそこで登り始めてもなかなか進まない事もありますので登り坂の進入には注意が必要です。
凍結した登りの信号待ちからスリップして進めなくなり渋滞が発生している現場は多いはずです。
進めなくなってしまった場合、D(ドライブ)から、S(セカンド)、最悪はL(ロー) にシフト変更し、エンジン回転数を1000以下にしてスタートしてみてください。
※車種によってシフトの表示は変わります。
最後に
このように雪道になると危険がいっぱい潜んでいますので、雪道を走る際にはこの5つの事を思い出して走行してください。昼間の運転では濡れていただけの路面が、朝晩の運転では気温の変化により、全く違う路面状況になりますので路面状態変化を考えとにかく安全に注意して運転して下さい。
慌てることのないようにいつも以上に時間の余裕をもって運転を心がけてください。
怖いと思ったら、D(ドライブ)→ S(セカンド)、L(ロー)と必ずシフトを落として走行してください。
※車種によってシフトの表示は変わります。
参考記事
金澤秀敏
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