こんにちは、近津SSの森隼人です。
この春に晴れて社会人になるかたは車の免許を取得して、さっそく自分の車でこれから生活をしていくことになります。
そんな車にはメンテナンスが定期的に必要になります。
自動車には沢山の部品が使われています。それらの部品は使えば、汚れたり、すり減ったり、劣化したりといずれは交換しなければなりません。今回は日常的に皆さんにも馴染みのある消耗品の交換時期についてまとめてみました。
1、エンジンオイル
エンジンオイルには、潤滑、冷却、洗浄、防錆、密封の5つの作用があります。
自動車メーカーなどでは、1万㎞〜1万5千㎞での交換を推奨しているようですが、悪路の走行や運転の仕方などで、オイルの劣化が早まり、エンジンオイル本来の性能が低下して、エンジンへの負担が大きくなってしまいます。エンジンオイルを交換しないで乗り続けると洗浄効果が発揮されずエンジンが焼き付いてしまう最悪のトラブルの可能性もあります。
エンジンの状態を良好に保つためにも、3千㎞〜5千㎞で定期的な交換をすることが車を長く乗り続ける秘訣ですね。
エンジンオイルは走行しなくても、水分や空気と触れることで劣化するので、走行していなくても半年に1回の交換をオススメします。
オイルフィルター(オイルエレメント)
オイルフィルターはエンジン内を循環して汚れたエンジンオイルをろ過して、汚れを取り除いてくれる部品です。汚れたオイルをろ過し続けるとろ過機能も低下してしまいエンジンの消耗を速めてしまうので、オイル交換2回に1回又は交換距離を決めて定期的な交換をしてください。
2、冷却水
冷却水は、エンジンを冷却するための水のことです。
よく耳にする言葉だとクーラント、不凍液とも呼ばれていますね。冷却水には、車のエンジンを冷やす大事な役目があります。
もし、冷却水が無くなってしまったらエンジンを冷やす事が出来なきなりオーバーヒートを起こしてしまいます。
交換時期の長いスーパーLLCを使用していても故障や不具合で漏れて冷却水が少なくなってしまうこともあるので注意が必要です。冷却水はリザーバータンクの目視で水位の確認をすることが出来ますので定期的に確認をしましょう。
交換時期の長いスーパーLLCだと初回交換目安が9年と長いので一度も冷却水を交換せずに乗り換えることも多いと思います
3、バッテリー
自動車のバッテリーの電圧は12Vといわれてが、正常なバッテリーの測定値は、約12.4V〜12.8V位の少し高めの値で推移します。
バッテリーも消耗品の為、使い続ければ徐々に劣化が進みます。電圧が12Vを下回るような時は、実はかなり劣化が進んでいる状態です。11Vを下回る時は、バッテリー上がりが起きやすくなるので、交換が必要です。
一度バッテリー上がりを起こすと、再びエンジンが掛かっても繰り返しバッテリー上がりを起こす恐れがあるので、使用は避けた方が良いでしょう。
10Vを下回ってしまうと、エンジンの始動すら困難になってしまう事もあります。バッテリーの測定値が12Vを下回る様であれば早めに交換した方が良いでしょう。
また、正常なバッテリーであれば、エンジン始動直後にオルタネーターという発電機からの電力供給で13V〜14Vの値になります。始動直後に電圧が低いようであれば劣化が進み、バッテリーへの充電がされていないことも考えられるので、交換の目安となります。
ちなみにバッテリー上がりは車のトラブルの中でも上位にランクインしているトラブルです。
4、ワイパー
基本的には一年に一回の交換が良いでしょう。
しかし、使用頻度やガラス面の状態(汚れの付着、凍結など)によって劣化が早まります。
次のような時は交換が必要です。
・拭きムラが出る。
・ゴムが切れている。
・ワイパー作動時にワイパーがビビる。
・ガラスにワイパーの跡が付いている。
ワイパーの拭きムラ、ビビりの原因は、ゴムだけではなくブレードの歪み(変形)が原因で均等に密着されないこともありますので交換する際には、ワイパーブレードごと交換することをおすすめします。
なによりブレードごとの交換で見た目もキレイになるのでいいと思います
5、ウォッシャー液
特に交換の必要はありませんが、無くなれば補充をしていくことでクリアーな視界を保つことができます。
使用しているウォッシャー液が夏用なのか冬用なのかオールシーズン用なのかを理解して時期に合わせて入れ替えをしておくと冬場のウォッシャー液凍結トラブルを回避できます。
頻繁に使う方であれば、ウォッシャータンクが空にならないように気をつけましょう。
当店では無料でウォッシャー液補助を行なっています。
まとめ
自動車には沢山の部品やオイル類などが使われていて、走行を続けていれば、いずれ交換しなければならない時がやって来ます。特に今回紹介した物は一度は聞いたことがあるものではないでしょうか。車に長く乗り続ける為にはメンテナンスは必要不可欠です。定期的なメンテナンスを行いましょう。
今回触れなかった中には大切な「タイヤ」がありますが、また別な機会かほかの記事を参考にしてみてくださいね。
何か気になることがあれば、当店スタッフに声をかけてください。
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森隼人
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