初心者がまず知るべきエンジンオイルの基礎知識｜白河市･棚倉町のガソリンスタンド

エンジンオイルって何となく「交換しなきゃいけないもの」っていうのは皆さんイメージを持っているとは思いますが、なぜ交換しなければいけないのか？って考えた事はありますか？
私は正直、自信を持って答える事が出来なかったのでしっかりと答えられるように調べて記事にしてみたいと思います。免許を取ったばかりの方も、長年乗っているけど今更聞けない・・・って方も(笑)是非読んでみて下さい♪

エンジンオイルはなぜ交換が必要なのか

車を人間に例えるなら「エンジンは心臓」、「エンジンオイルは血液」です。

エンジンオイルを交換せずにずっと使用していると、エンジン内の金属が摩擦によって削れ、鉄のゴミ(鉄粉)がたまってしまいます。鉄粉や燃料の燃えカスなどの汚れを含んだままのオイルを使っていると、エンジンが傷ついたりするなどの異常により性能を大きく落とし、オーバーヒート・パワーダウン・燃費性能の低下・異音の発生など、様々な異常の発生の原因となってしまいます。

人間もドロドロの血液のままだと体に様々な異常が出て来てしまいますよね笑

エンジンオイルが果たしてくれる役割とは

①潤滑

金属同士がおこす摩擦を軽減し、焼き付けを防止します。

②防錆

エンジン内部に発生する錆や腐食を防止します。

③清浄分散

エンジン内部に付着する金属粉や燃えかす（スラッジ）などの不純物を洗い落とし、固まらないようにオイルの中に分散させます。

④密封

ピストンとシリンダーの隙間に油膜を創り、圧力の抜けを防止します。

⑤冷却

最高約3,000度にも達するエンジン内部の熱を吸収、発散、冷却します。

オイル選びの際の数字の見方

オイルは温度が低いほど硬くなります。硬くなりすぎると抵抗が大きくなってエンジンに負担がかかり、パワーダウンにつながりやすくなります。
逆に温度が高いほど柔らかくなります。柔らかすぎると油膜を保ちにくくなり、シリンダーなどエンジン内部にキズがつくなどして、エンジントラブルの原因につながる場合もあります。

オイル選びのポイント

季節などによって温度が低い時と高い時の両方でどのようなエンジンオイルの性能を求めるかがオイル選びのポイントになります。

数字の見方　　例　５W－３０

５W・・・低温時の粘度を表します。数字が小さくなるほど硬くなりにくくなります。

低温側が低いほど
・抵抗が少なくなり、燃費が良くなる。
・始動性が高い。
・始動時にオイルが早くまわり、エンジン内部を守る。

３０・・・高温時の粘度を表します。数字が大きくなるほど粘度が高く、油膜を保つことができます。

高温側が高いほど
・温度が上がってもオイルが硬い。
・金属摩耗面がすり減りにくい。

上記を見てみると各車ごとに推奨するオイルの硬さはありますが、季節ごとの温度変化や車両の使用頻度などによって使用するオイルの硬さを決めるのも良いのではないかと思います。

まとめ

特に女性の方や、まだ車に乗り始めたばかりの初心者の方はオイルに限らず分からない事ばかりだと思いますが、車を使用するうえでオイル交換は必要不可欠なことであるのに間違いありません。
１度限りではなく定期的な交換作業が必要となる為、過去の交換記録などをしっかりと把握してくれる信頼できるお店に頼むようにしましょう。