人間が歳を取るように、車の様々なパーツも歳を取るにつれ劣化し、見た目が悪くなってしまう事があります。
お客様からのご相談で最近増えているのが、樹脂パーツの白化をどうにかできないか・・・というご相談を受けることが多いので、最近人気のSUV車などに多く使われている樹脂パーツの白化について記事にまとめてみました。
樹脂パーツの特徴と形状
国産車や外車に問わず、最近発売されたばかりの新車などでもタイヤハウス周りやドア下バンパーなどに多く使われているのが「未塗装樹脂パーツ」です。
読んでの通り塗装がされていないグレーの物や黒い部品の樹脂パーツです。
最近はSUV人気に相まって増えていますね。
表面は触るとザラザラする感触で明らかに凹凸があるのが確認できます。これを「シボ加工」といいます。シボ加工をすることにより、高級感を出し見た目を変えるだけではなく、さわり心地・滑り防止、汚れ(指紋)や傷を目立たなくする等の効果があるとされています。
樹脂パーツの白化の原因
樹脂パーツが多く使われている車に乗っている人の最大の悩みとも言っていいのが白化です。
当店で洗車やコーティングをされるお客様のほとんどが気にされている問題でもあります。樹脂パーツの白化の原因には様々な原因があるとされていますが、1番に原因は紫外線などの外的要因による経年劣化のようです。
他にもシボ加工による凹凸で水が完全に拭き取れずに乾いてしまい、ミネラル成分やカルキの固着や、ワックスがけによる白化なども劣化以外での白化の原因に挙げられます。
上記の原因によって「塗装面はすごくキレイになったのに・・樹脂が白化してると残念」と思っている方も少なくはないのではないでしょうか。
白化対策と簡易メンテナンス方法
白化対策
劣化してしまう前にコーテイングをして劣化を遅らせる。というのが今の所1番効果があると言われています。
当社では「樹脂モールコート」「樹脂モールクリーン&プロテクト」というメニューをご用意しています。
これは、キーパーコーティングの二層目のコーティングを樹脂に施すもので、樹脂の耐久性がUPして黒色が濃くなります。
価格は2,000~10,000円と樹脂の面積によって変わってきます。また劣化がひどい場合は、別途費用が発生します。
そして、当社ではさらに強固な10,000円~30,000円にて硬化型のガラスコーティングを施工することが可能ですので、お気軽にご相談下さい。
簡易メンテナンス
シボ加工がされている樹脂パーツの特徴は劣化した表面を磨けば色が戻る。と言われています。
ネットで調べてみると「激落ちくん」などの研磨能力があるスポンジで水をつけながら丹念に磨いていけば黒く戻るようです。こちらの作業はネット上での情報なので、自己責任にて作業をして下さい。
※当店ではこの作業は行っておりません。
まとめ
人間の身だしなみもそうですが、いくら服装をキレイに着こなしても汚い靴を履いていたら「なんか残念・・・」という気持ちになるものです。
やはり車も、それぞれのパーツ自体の素材の違いによって劣化が早く進行してしまう部分などがあり、全体の外観のイメージを印象付けるポイントにもなります。
「キレイな車」には個人差があるのでお店でお手入れを依頼している方などは、些細なこだわりの箇所などを店員さんに事前に伝えておく事も大切です。
参考記事
本柳剛史
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