15,000km!?エンジンオイル交換の本当のタイミングとは？｜白河市･棚倉町のガソリンスタンド

こんにちは、近津SSの金澤です。
車を持っていると、必ず定期的に行うのがオイル交換です。
昔は3,000km、半年程度で交換というのが当たり前でしたが、最近は5,000km、取扱説明書には15,000kmなど書いてある車種もあったり、実際にはどのタイミングで交換したらよいかわかりません。

そこで、どうしたら良いのか当社の見解としてオイルの役割なども再度確認しながらまとめてみます。

1. エンジンオイルを交換しないとどうなるか？
2. エンジンオイルの5つの役割
3. オイル交換の適正頻度
4. まとめ
- 4.1. 参考記事

エンジンオイルを交換しないとどうなるか？

オイルはエンジン内部を洗浄する役割をもっているので走れば走る程オイルは汚れてきます。
オイルが汚れると燃料やオイルの燃えかすであるスラッジが発生してエンジンの可動部や回転部に付着するものです。スラッジが付着すると抵抗となり、エンジンの性能や燃費が悪化します。
又オイルは劣化が進むと粘度が落ち潤滑や密閉と言った機能も果たさなくなり、最悪の場合ピストンリングが固着してベアリングが焼き付きを起こしてエンジンを壊してしまう事もあります。
エンジンの性能を維持するためにも定期的な交換が必要になります。
実際にオイルが空っぽになりオイルの警告灯がついて驚いて交換に来るお客様も多いんですよ！

エンジンオイルの5つの役割

エンジンオイルには5つの役割が有りますそもそもオイルはどの様な役割を果たしているのでしょうか
エンジンオイルは主に防錆、潤滑、冷却、密閉、洗浄の5つの役割を果たしているのです
それぞれの役割を簡単に説明します。

防錆作用➡エンジン内の水分や酸で発生するサビや腐食からエンジンを守る役割です。

潤滑作用➡エンジンの各パーツの動きを滑らかに動かす潤滑作用としての役割があります。この潤滑作用のおかげで金属摩擦を少なくしエンジンをスムーズに動かしています。

冷却作用➡燃焼などで発生するエンジン内部の熱をオイルが吸収し放出することでオーバーヒートを防ぐ役割。

密閉作用➡主にシリンダーとピストンの間を埋めて気密性を保ち圧縮を上げパワーを維持しています。

洗浄作用➡燃焼時にエンジン内部に発生する汚れたススを取り込み綺麗にする

オイルは常にエンジン内部を循環しながらそれぞれの役割を果たしているのです。
お客様にはオイルは人間の血液と同じ働きがあるのでなくてはならないものですとお話ししています。

オイル交換の適正頻度

当社では、概ね3,000km～5,000kmを目安に交換をおすすめしています。

トヨタ車などは15,000kmでと書いてある車種もありますが、その頻度で交換しても問題なく保証期間内であれば保証されますという基準です。
いまの車は昔ほど故障も少なく、長く乗れる構造になってきていますので、1台のお車を10年超乘る方も増えてきています。そして、いまは温暖化が進み、オイルに関してもかなりの高温になる環境にもなってきているので定期的な交換をすることで、安心して乗り続けることができるかと思います。

とはいえ、リースなどの契約も増えてきていますし、5年、7年などのタイミングで乗り換えられる方は説明書に15,000kmを基準にと書いてあるならそのタイミングで良いと思います。

健康を考えたときに、賞味期限前後のものを常に食べ続けるか、新鮮なものを食べ続けるか。
厳密に言うと乘る方次第で良いかとは思います。
そして、5,000kmを基準に交換していて、忘れていて7,000kmオーバーになったとしても大丈夫ですよってことですね(^^)/

※中古で購入したお車は3,000～5,000kmでの交換をお願い致します。

まとめ

オイル交換をしないと結果として様々なトラブルが発生してしまいます。エンジンの焼き付き、パワーダウン、燃費の低下等々、エンジンの修理となれば多額の修理代が必要になりなす。定期的な交換で性能を保つだけでなく長持ちにもつながります。トラブルを未然に防ぐためにもオイル交換をしないということは避けて下さいね。

故障も少なく、1台の車を長ーく乗ることが本当のエコになりますし、燃費などを考えるよりも結果お得になります。
そのためにも定期的に当社の高性能オイルもぜひご利用くださいませ(^▽^)/