こんにちは、近津SSの生田目です。
仕事柄なのか休みの日でも止まっている車のタイヤメーカーやサイズをチェックしてしまうことがあります。
先日、給油中にタイヤを見ていたら「タイヤのローテーション」(回転方向)の取付け間違いを見つけたのでお客様に聞いてみると「タイヤに回転方向なんてあるの?」と驚いていました。
そんなタイヤの「方向性」「向き」についてまとめてみました。
タイヤの「向き」とは
タイヤの「向き」にも種類があります。
・タイヤの進行方向がきまっているもの「ローテーション」
これは下が進行方向となり、タイヤの溝が良く見ると進行方向に向かって狭くなっているのがわかります。
そして、タイヤのサイドに必ずROTATIONの表記があります。
・タイヤの外側・内側がきまっているもの「非対称パターン」
これは左側が内側、右が外側になります。
これも必ず内側・外側それぞれに表記があります。
タイヤの回転方向を指定することで排水のためのミゾに方向を持たせ排水性能を高めることでグリップ性能も向上させています。
また、タイヤの外側・内側を指定されているタイヤは、「コーナリング」や「摩耗」に対して外側・内側で性能を変えることでそのタイヤの機能を100%発揮できるように工夫されています。
注:タイヤの外側・内側はホイールにタイヤを組み込む際に注意が必要なので、基本的には当店のようなタイヤ屋さんで考慮して作業しておりますので気にしなくても大丈夫です。
そして、この「ローテーション」「非対称パターン」が無いタイヤも多く存在しています。
ご自分が履かれているタイヤを一度確認してみても良いかもしれません。
タイヤの「向き」を逆に取り付けてしまうと
性能性を高めるための「向き」なので逆に取り付けてしまうとタイヤの持っている性能がかなり低下してしまいます。
特に雨天時の走行では、排水性能方向と逆を向いてしまっているのでハイドロプレーニング現象の発生する確率も普通のタイヤ以上に高くなってしまいます。
乾いた路面でも同様でグリップ力、コーナーリング性能、制動力なども本来の性能が期待できません。
また摩耗も早くなってしまいます。
まとめ
タイヤの「向き」があるタイヤは
・スポーツ系のタイヤ
・機能性の高いタイヤ
・ミニバン専用タイヤ
・SUV車用タイヤ
・スタッドレスタイヤ
など多く存在しています。
タイヤの「向き」守ることで性能を発揮することができます。なので、取り付け位置を間違えてしまえば性能の低いタイヤになってしまいます。タイヤノイズも間違いなくうるさくなり悪いことだらけです。
とにかく取り付け時に回転方向をしっつかりと確かめてから取り付けすることです。もちろん残ミゾのチェックも忘れずに。
とにかく注目するべきは側面の「ROTATION」の文字です♪
参考記事
生田目祐一
最新記事 by 生田目祐一 (全て見る)
- この冬は特に注意!駐車場での雪対策|白河市・棚倉町のガソリンスタンド - 2023年12月16日
- 春にやりたいキーパーと人気のサイドメニュー|白河市・棚倉町のキーパープロショップ - 2021年4月10日
- タイヤを上手に使いきるための3つのポイント|白河市・棚倉町のタイヤ専門店 - 2020年8月22日